先日開催された「粟島合宿 」の参加者の声が寄せられました。FRCの活動についてご覧ください。 粟島合宿 2024年11月1日(金)~3日(日) 志賀優子 東京都
両親がFRCの会員で当初は両親でこのツアーに参加する予定でしたが、父の都合がつかなくなり代わりに私と母で参加しました。
母は乗馬も外乗の経験も豊富ですが、私は外乗経験が数回あるものの、普段の乗馬は年に10鞍乗れたら良い方で最近ようやく100鞍超えたぐらいのまだまだ初級レベル。多少不安もありながら粟島に向かいました。
今回お世話になった「あわしま牧場」は「日本で一番、海に近い牧場」と言われており、本当に海がすぐ目の前にあり景色も抜群でした。また、日本各地から粟島浦小中学校に「しおかぜ留学」として転校した小中学生がこの牧場で馬の世話と乗馬をしていて、みんなハキハキと元気なこどもたちでこちらも自然と笑顔になりました。
初日は生憎の雨で座学となりましたが、「日本在来馬の現状と未来」について藤田知己氏(元全国乗馬倶楽部振興協会乗馬普及部長)の丁寧かつ楽しいご説明により日本在来馬の種の保存と繁殖の難しさ、それぞれの馬の性質や歴史の理解が深まり、日本各地にいるまだ会ったことのない在来馬に会いに行きたくなりました。
馬場での運動の際に、一流の指導員に教わる経験も滅多にないので勇気を出して藤田さんに駈足を見ていただきポイントを教えていただくと、一瞬にしてスムーズに駈足を続けることができました。
そして、このツアーの目玉の海岸での駈足についに挑戦。初めての体験で乗る前はおっかなびっくりでしたが、最後は「落ちたらその時考えよう!」と勇気を出し、爽やかな潮風の中を駆け抜け、とても気持ちの良い感動的な体験となりました。「海岸での駈足は病みつきになる」と言われている理由が良くわかりました。
旅と言えば食事も大事。粟島では鯛を中心に日本海側で獲れる魚料理を堪能しました。焼けた石をわっぱに入れて煮る迫力満点の漁師料理の「わっぱ煮」や、粟島ではじゃがいもの栽培が盛んで、じゃがいもから作られた「んっぽん」という焼酎が、島の名産でもある鯛のお刺身にとても合い、お店で探したところ製造数が少ないため完売とのこと。またこの島に来る理由ができました。
普段の乗馬とは違い、街で出会う人や現地の食事、馬好きな人たちとの交流、そして自然の中を馬と共に走るという魅力的な外乗。またどこかで体験すべく、乗馬レッスンを真面目に取り組もうと思います。
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